生そば常盤 明治11年創業の時代を感じる大衆食堂
創業明治11年の老舗大衆食堂
寺町通商店街を歩いていてどうしても気になったお店があります。
三条寺町付近にあるお店「生そば常盤」さん。
日替わりの定食メニューの紹介や、少し古びたショーケースにも所せましとメニューが貼られて、店頭から情報量過多。
老舗の揃う商店街の中でも素晴らしい存在感を放つお店です。
外観
あらためて写真で見返してもやっぱり大きな看板が傾いている気がします。
明治11年創業ということは100年以上の歴史。
長い歴史のあるお店。まあそういうこともありますよね。
店頭の扉は木製。上下の空きからはすきま風。ちょうどいい換気です。
それ以外にもお店のそこかしこから年季を感じまくり。
「昭和感」とか「ノスタルジー」とかいう言葉だけでは表現しきれない良い雰囲気。
昼時なのもありましたが、お客さんは途切れることなく訪れていました。
地元の方にも愛されているし、英語メニューもあったので観光客も来られるんですね。
店内
店内の椅子や机もなかなかです。
座った机も傾いていた気がするけど、あれは机が傾いていたのかお店が傾いていたのか。
昔ながらの石油ストーブに乗せられたやかんから熱いお茶を注いでいただけます。
メニュー
メニューはかなり充実しています。
ここは店名通りにそばでいくべきかと思ったら、うどんやにゅうめんに丼ものも充実しているし、壁メニューでは定食の数もなかなか多い。
逆にここは攻めてみるべきか悩みます。
割り箸はボタンを押すと出てくるという謎のマシン。
押すと思ったより勢いよく出てきてびっくり。
この機械では絶対ダメなのはわかっていても連打してみたくなる欲求。
中華そば 650円
そして待つことしばし、ここはメニューの赤字アピールが気になった中華そば。
見た目どおりの中太麺に、普通に美味しい鶏だしの醤油味。
具もメンマ、もやし、のり、ネギ、かまぼこに、そしてチャーシュー…と思ったらこれがハム!!
もうなんというか、全部が期待以上すぎて言うことがない一杯。
全く奇をてらわない味。押し付けがましさの全くない味というやつですね。
こういう味がたまらなく合うお店。
ぜんざい 500円
そしてここはデザートもいってしまいます。ぜんざい
これも普通の味。あつあつで美味しいです。
もち…ではなく白玉の団子が三つ。
さらさら目の汁と豆に塩昆布の素朴な塩味。たまらないです。
安くて美味しい、昭和のノスタルジーを感じるとても良い大衆食堂。
ずっとここにあってほしい素敵なお店です。
安くて美味しくて量もあるので、京都でランチの際にはぜひ寄ってみてください。
ごちそうさまでした。
お店情報
常盤
https://goo.gl/maps/PBvzJy4u98x7hTuDA
営業時間:月・火・木曜11:00〜16:00 金・土・日曜11:00〜20:00
定休日:水曜日
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